予算40万円台は、WQHDを最高画質・高フレームレートで、さらに4Kも本格的に狙えるハイクラスです。
ただし価格を追い直したところ、この帯の答えが変わりました。2026年10月9日時点で、RTX 5080の標準構成(Ryzen 7 7700/16GB/1TB SSD)が40万8,880円、Ryzen 7 9800X3D+32GB+1TBの上位構成が49万4,980円で、どちらも40万円台に収まっています。Ryzen 7 7700構成同士・同じSSD容量で比べると、RTX 5070 Tiとの差は3,900円しかありません。40万円台の予算があるなら、RTX 5080をベースに組むのが素直な選択です。この記事では、その判断の根拠を実売価格で整理します。
40万円台で狙える構成の目安
| パーツ | 目安 | ひとことポイント |
|---|---|---|
| GPU | RTX 5080 | 4Kの本命。標準構成で40万8,880円 |
| CPU | Ryzen 7 7700(競技系も遊ぶなら9800X3D) | 4K専用なら7700機に32GBで十分。競技系も遊ぶなら9800X3D |
| メモリ | 32GB | この帯なら32GBが標準 |
| ストレージ | 1TB〜2TB SSD(NVMe) | 大作を多数入れるなら2TB |
| 電源 | 850W・80PLUS GOLD以上 | RTX 5080の推奨。余裕を持って |
2026年10月9日時点で、ドスパラの公式ページに掲載されていたこの帯の実売価格を並べると、こうなっていました。ドスパラは10月8日に告知なしで価格を改定しており、RTX 5080の7700構成は1,100円下がった一方、9800X3D構成は上がっています。
- 379,980円 — RTX 5070 Ti(SSD 500GB)
- GALLERIA XPR7M-R57T-GD(Ryzen 7 7700/16GB DDR5/500GB SSD)。2026年9月にGDDR7メモリ高騰の影響で30万9,980円から値上がりしました
- 383,880円 — RTX 5080(SSD 500GB)
- GALLERIA XPR7M-R58-GD(Ryzen 7 7700/16GB DDR5/500GB SSD)。同じ構成(Ryzen 7 7700)のRTX 5070 Tiとの差は3,900円です。CPUがRyzen 7 5700XのXGR7M-R58-GDなら368,880円です
- 408,880円 — RTX 5080(標準構成)
- GALLERIA XPR7A-R58-GD(Ryzen 7 7700/16GB DDR5/1TB SSD)。40万円台の起点にすべき1台です。RTX 5070 Tiの1TB版(XPR7A-R57T-GD、404,980円)との差も3,900円です
- 494,980円 — RTX 5080+Ryzen 7 9800X3D
- GALLERIA XDR7A-R58-GD(32GB DDR5/1TB SSD・DRAMキャッシュ付き/1000W GOLD)。9月22日の49万9,980円から10月6日に48万4,980円まで下がり、10月8日に1万円戻しました。40万円台の上限です
- 554,980円 — RTX 5070 Ti+Ryzen 7 9800X3D
- GALLERIA XDR7A-R57T-GD(32GB DDR5/1TB SSD)。9月22日の50万9,980円、10月6日の52万4,980円からさらに値上がりし、同じ9800X3D構成のRTX 5080より6万円高くなりました
RTX 5070 Tiの値上がりで、Ryzen 7 7700構成同士・同じSSD容量の価格差はわずか3,900円まで縮まりました(Ryzen 7 5700X構成同士だと1万8,900円差です)。9800X3Dを組み合わせた上位構成では、RTX 5080(49万4,980円)のほうがRTX 5070 Ti(55万4,980円)より6万円安く、もう5070 Tiを選ぶ理由はありません。この帯で判断すべきなのは、RTX 5080の標準構成(40万8,880円)を起点にするか、9800X3Dの上位構成(49万4,980円)まで伸ばすかの2択です。上位構成の位置づけは50万円台の記事でも扱っています。
ゲーム用途に限れば、答えははっきりしていて、GPUを優先すべきです。Ryzen 7 7700と9800X3Dの差が効くのは主に競技系タイトルのフルHD高fps域で、4KやWQHDの高画質域ではGPUが先に頭打ちになります。つまり4Kを見据えてこの予算を出すなら、40万8,880円のRTX 5080を起点にするのが合理的です(SSDは標準で1TBです)。メモリを32GB(16GB×2)にするとドスパラでは+5万6,100円で46万4,980円になり、9800X3D・32GB・DRAMキャッシュ付きSSD・1000W電源の上位構成(49万4,980円)との差は3万円です(2026年10月9日時点)。10月6日時点では1万8,900円差で「32GBにするなら上位構成が得」とはっきり言えましたが、10月8日の改定で7700機が1,100円下がり、上位構成が1万円上がったため、差が広がりました。さらにドスパラ周年祭(通販は2026年10月30日10時59分まで)のあいだは、メモリ半額の対象になっているLEDファン標準搭載モデル(XPR7M-R58-GD、38万4,980円)を32GB(+2万8,050円)・1TB(+1万9,000円)に組み直すと43万2,030円で、上位構成との差は6万2,950円に開きます。CPU・SSD・電源がまとめて格上げされるので、競技系も遊ぶなら上位構成を選ぶ価値はあります。4K・高画質専用でCPUの差が出にくい遊び方なら、7700機に32GBを足すほうが合理的です。
逆に、Apex LegendsやVALORANTを240Hz以上のモニターで詰めたいという遊び方なら、9800X3D構成に価値があります。この場合はGPUよりCPUが効くためです。詳しくは高fps構成の作り方でも解説しています。
最新の実売価格と在庫は、必ず下記の各社ライブページで確認してください。
RTX 5070 Tiは実際に何fps出る?
RTX 5070 Tiは、WQHDを最高設定で快適に回し、4Kも視野に入るハイクラスGPUです。WQHD最高設定で多くのタイトルが120fps前後、重量級でも60fps以上。代表的なタイトルの平均fpsは次のとおりです(最高設定・DLSS/FSRなしの実測ベース)。
| ゲーム(最高設定・DLSSなし) | フルHD | WQHD | 4K |
|---|---|---|---|
| サイバーパンク2077 | 188 fps | 125 fps | 60 fps |
| ゴースト・オブ・ツシマ | 158 fps | 120 fps | 68 fps |
| スターフィールド | 123 fps | 102 fps | 67 fps |
| モンスターハンターワイルズ | 79 fps | 66 fps | 43 fps |
| 黒神話:悟空 | 72 fps | 54 fps | 33 fps |
なお、Apex・フォートナイト・VALORANTなどの競技系はCPU律速で、いずれもWQHDで144fps以上に達します(GPU差が出にくいため、上表はGPU性能がはっきり出る重量級タイトルに絞っています)。
注目は4Kの欄。最高設定のネイティブでも、多くのタイトルが60fps前後で動きます(重量級はやや下がります)。ここでDLSS 4のマルチフレーム生成を併用すれば、4Kでも100fps超まで一気に底上げ可能です(※フレーム生成は表示fpsが上がる一方で入力遅延がやや増えるため、対戦より一人用の高画質4K向き)。つまりRTX 5070 Tiは、WQHDを最高画質・高fpsで遊びつつ、4Kも本格的にこなせるのが強みです。
なお、本命に繰り上がったRTX 5080はこれをさらに上回ります。4Kのサイバーパンク2077で71fps(5070 Tiは60fps)、黒神話:悟空で38fps(同33fps)というように、4Kで2割前後の上積みがあります。数字の詳細は50万円台の記事にまとめています。
遊びたいタイトルが決まっているなら、人気ゲーム別おすすめゲーミングPC一覧も参考にしてください。
RTX 5070 Ti・5080の選び分け
40万円台でRTX 5080が本命になる理由は、上下と並べるとはっきりします。
| GPU | VRAM | 目安のPC価格 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| RTX 5070 | 12GB | 23〜45万円 | WQHD中心で4KもDLSSで |
| RTX 5070 Ti | 16GB | 35〜56万円 | WQHD最高〜4K本格・VRAM重視 |
| RTX 5080 | 16GB | 37〜50万円 | 40万円台の本命。4Kを妥協なく |
RTX 5070〜RTX 5080の価格は、ドスパラのRyzen 7 5700X構成から9800X3D構成までの幅です(2026年10月9日時点)。
WQHD中心なら25万円台のRTX 5070で十分です。4Kも本格的に遊びたいなら、以前はRTX 5070 Tiがこの帯の落としどころでしたが、2026年9月にRTX 5070 Tiが37万9,980円へ値上がりしたことで、同じRyzen 7 7700・SSD 500GBのRTX 5080(38万3,880円)との価格差はわずか3,900円まで縮まりました。ここまで近いなら、そのまま5080に届かせるほうが素直な選択です。
CPUと GPU、どちらに予算を回すか
ここで迷いやすいのがCPUです。結論は、4Kや高画質を狙うならCPUよりGPUを優先してください。WQHD・4KはGPU律速になりやすいため、「RTX 5070 Ti+9800X3D(55万4,980円)」より「RTX 5080+Ryzen 7 7700(40万8,880円)」のほうが、14万6,100円安いうえにゲームも速くなります。ただし2026年10月時点では、RTX 5080+9800X3D+32GBの上位構成(49万4,980円)も40万円台に入っています。7700機を32GBにした46万4,980円との差は3万円で、周年祭のメモリ半額を使えるLEDファン標準搭載モデル(組み直し後43万2,030円)と比べると6万2,950円です(周年祭は通販で10月30日10時59分まで)。4K専用なら7700機に32GBで十分で、競技系も遊ぶつもりなら9800X3D構成を選ぶ価値があります。9800X3Dが特に効くのは競技系の高fps狙いです(50万円台の記事も参照)。
構成のチェックポイント
- GPU:RTX 5080(VRAM 16GB)
- 標準構成が40万8,880円で、40万円台の本命です。4Kの高精細テクスチャやレイトレにも余裕があります。
- CPU:Ryzen 7 7700(競技系も遊ぶなら9800X3D)
- 4K・WQHDの高画質域ではGPUが先に頭打ちになるため、4K専用ならRyzen 7 7700に32GBで十分です。9800X3Dの上位構成との差は、7700機を32GBにした場合で3万円、周年祭(10月30日10時59分まで)のメモリ半額を使えるLEDファン標準搭載モデルなら6万2,950円です。競技系で高fpsを狙うなら、CPUも上げる価値があります。
- メモリ:32GB
- この価格帯なら32GBが標準。配信・動画編集・3D制作の同時作業も安心です。
- ストレージ:1TB〜2TB SSD(NVMe)
- 大作はすぐ容量を使います。長く使うなら2TBがおすすめです。
- 電源:850W・80PLUS GOLD以上
- RTX 5080の安定動作と将来の拡張に、余裕のある電源を選びましょう。
具体的なモデル例とBTOの狙い方
40万円台は、各社のハイクラスモデルが揃う帯です。型番と価格は変動や在庫切れがあるため、必ず下記の製品一覧で最新を確認してください(以下は構成の目安)。9800X3Dを組み合わせたRTX 5080の上位構成は49万4,980円で、この帯に入っています(RTX 5070 Tiの同じ構成は55万4,980円で外れています)。
- 4Kの本命(起点) — 40万8,880円
- Ryzen 7 7700 / RTX 5080 / 16GB / 1TB
- 4Kの本命を盛る — 46万4,980円
- Ryzen 7 7700 / RTX 5080 / 32GB / 1TB(メモリ増設+5万6,100円)。周年祭(10月30日10時59分まで)のメモリ半額が使えるLEDファン標準搭載モデルなら43万2,030円
- 4K+競技系も(推奨) — 49万4,980円
- Ryzen 7 9800X3D / RTX 5080 / 32GB / 1TB
- セール狙い:フロンティア
- 金曜セールや季節セールが強力。RTX 5070 Ti搭載モデルがタイミング次第で大きく下がります。電源など細部のパーツ品質が高いのも特徴です。
- 定番ブランド:ドスパラ(GALLERIA)
- サポートや実績で安心の定番。簡易水冷や手厚い保証のハイクラスモデルが揃います。
- パーツ品質・透明性:ツクモ(G-GEAR)
- 採用パーツの型番開示など透明性が高く、長く使うハイクラス機を堅実に選びたい人に向きます。
最新の在庫・価格・スペックは、各社の製品一覧で確認できます:パソコン工房 RTX 5080一覧/フロンティア/ドスパラ RTX 5080一覧
各社の違いはBTOゲーミングPCメーカー比較で詳しく解説しています。レビューはドスパラ・フロンティア・ツクモ(G-GEAR)・パソコン工房(LEVEL∞)も参考に。この帯(RTX 5080)はドスパラが本体価格で安い一方、パソコン工房はメモリ32GBを標準搭載しているので、ドスパラとパソコン工房はどっちがいい?で条件をそろえた実額を確認してください。
メモリ高騰と「買い時」
2026年はAI向け需要を発端としたメモリとVRAMの高騰で、相場全体が動き続けています。詳しい数字はゲーミングPCはいくら値上がりしたのかにまとめました。この帯ではセールの効果がとくに大きく、上位構成が一段下の価格で出ることがあります。
- 急ぎでなければセールを待つ
- フロンティアの金曜セールなど、タイミングで数万円動くこともあります。高額帯ほど値引き額も大きくなりがちです。
- メモリ・SSDは妥協しない
- この帯なら32GB・1TB以上が当然。せっかくのGPUを活かすため、ここは削らないようにしましょう。
- CPUよりGPUに回す
- 4K・高画質が主目的なら、まずGPUをRTX 5080にしてください。4K専用なら7700機に32GBで十分です。9800X3Dの上位構成(49万4,980円)との差は3万円(周年祭のメモリ半額を使うLEDモデルなら6万2,950円)で、競技系も遊ぶならCPUも上げる価値があります。
よくある失敗
- GPUより先にCPUを盛る
- ゲームはGPU優先です。RTX 5070 Ti+9800X3D(55万4,980円)より、RTX 5080+Ryzen 7 7700(40万8,880円)のほうが14万6,100円安いうえに4Kは速くなります。9800X3Dを選ぶならRTX 5080との組み合わせ(49万4,980円)にしてください。
- 電源を小さくする
- RTX 5080には余裕のある電源が必要です。850W・80PLUS GOLD以上を目安に、容量をケチらないようにしましょう。
- 4Kネイティブに過度な期待
- 4K最高設定のネイティブは、重量級だと60fpsを切る場面もあります。4KはDLSS 4併用が前提と考えると満足度が高くなります。
よくある質問
Q.40万円台のゲーミングPCで何ができますか?
A.2026年10月時点ではRTX 5080の標準構成が40万8,880円で、この帯で4Kを本格的に遊べます。WQHDは最高設定で余裕があり、4KもDLSS 4併用なら高フレームレートに届きます。配信・動画編集・3D制作などの重い作業も問題なくこなせます。
Q.RTX 5070 Tiで4Kは快適に遊べますか?
A.はい。4K最高設定のネイティブでも多くのタイトルが60fps前後で動き、DLSS 4のマルチフレーム生成を併用すれば100fps超も狙えます。VRAMが16GBあるため、4Kの高精細テクスチャやレイトレでも余裕があります。
Q.RTX 5070とRTX 5070 Ti、どちらを選ぶべき?
A.WQHD中心で4KはたまにならRTX 5070(30万円台)で十分です。4Kも本格的に高画質・高fpsで遊びたい、VRAMに余裕(16GB)が欲しいなら、RTX 5070 Ti(2026年9月の値上がりで30万円台後半、37万9,980円から)が候補になります。Ryzen 7 7700構成同士・同じSSD容量のRTX 5080とは価格差3,900円まで縮まっているため、そのままRTX 5080にするのが素直です。性能差は2割ほどです。
Q.CPUは7800X3Dと9800X3D、どちらがいい?
A.4Kや高画質が目的なら、CPUを最上位にするより先にGPUへ予算を回してください。「RTX 5070 Ti+9800X3D(55万4,980円)」より「RTX 5080+Ryzen 7 7700(40万8,880円)」のほうが、14万6,100円安いうえにゲームも速くなります。9800X3Dを選ぶなら、RTX 5080との組み合わせ(49万4,980円)が40万円台に入っています。9800X3Dが特に効くのは競技系の高fps域です。
Q.40万円台と50万円台、どちらを選ぶべき?
A.GPUはどちらもRTX 5080です。2026年10月9日時点では、9800X3D+32GB+1TBの上位構成が49万4,980円で、40万円台に収まっています。メモリを32GBにするなら、7700機(46万4,980円)との差は3万円、周年祭(10月30日10時59分まで)のメモリ半額を使えるLEDファン標準搭載モデル(43万2,030円)となら6万2,950円です。4K専用なら7700機で十分で、競技系も遊ぶなら上位構成を選ぶ価値があります。50万円の予算があるなら、残りを4Kモニターや周辺機器に回せます。
まとめ・次に読みたい記事
40万円台は、本命がRTX 5070 TiからRTX 5080に入れ替わった帯です。2026年10月9日時点でRTX 5080の標準構成が40万8,880円(16GB/1TB SSD)、Ryzen 7 7700構成同士・同じSSD容量ではRTX 5070 Tiとの差が3,900円です。メモリを32GBにするなら、7700機の増設(46万4,980円)と9800X3D上位構成(49万4,980円)の差は3万円、周年祭(10月30日10時59分まで)のメモリ半額を使えるLEDファン標準搭載モデルなら43万2,030円で差は6万2,950円です。4K専用なら7700機に32GBで十分で、競技系も遊ぶなら上位構成まで伸ばす価値があります。逆に5070 Ti+9800X3D(55万4,980円)はRTX 5080+9800X3Dより6万円高く、選ぶ理由がありません。価格は日単位で動くので、最新は各社のライブページで確認しましょう。



