『Gears of War: E-Day』(ギアーズ・オブ・ウォー E-Day)は2026年10月6日に発売されました。Premium Editionの早期アクセスは10月1日から始まっています。8月の時点ではオープンベータの計測しか判断材料がありませんでしたが、いまは製品版のベンチマークが海外の検証サイトから複数出そろい、公式の動作環境も「最低・推奨・ウルトラ」の3段階に更新されています。
結論から書くと、1080pならRTX 5060、WQHD(1440p)ならRTX 5070、4KならRadeon RX 9070 XTかRTX 5080が目安です。いずれもDLSSやFSRによるアップスケーリングを使う前提です。そしてもうひとつ、本作はUnreal Engine 5のゲームとしては珍しくCPUの差がfpsに出るタイトルです。BTOでは同じGPUでもCPUを選ぶ意味があります。
検索で見つかる国内のベンチマーク記事は、海外サイトGameGPUの計測を引用したものが中心です。この記事の旧版も、8月のベータの数字を国内サイトの独自計測であるかのように紹介していました。正しくはGameGPUの計測の引用で、ここで訂正します。今回はGameGPU・TechPowerUp・TechSpot(Hardware Unboxed)・Tom’s Hardwareの4つの計測を、画質プリセットと測定条件ごとに分けて読み、同じゲームなのに数字が倍近く割れる理由を説明します。BTOの価格は2026年10月8日にドスパラの製品ページで確認し、本作向けにメモリ8GB×2・SSD 1TBへ組み直した合計で比べました。
先に結論(編集部のおすすめ)
製品版のベンチマークと、2026年10月9日時点のドスパラの価格をもとにした構成です。価格はすべて、標準のメモリ16GB(16GB×1)を16GB(8GB×2)に、SSDを500GBから1TBに変更した後の合計額です(送料別)。ドスパラは10月8日に告知なしで価格を改定し、THIRDWAVEは同じ型番でも白(01W)が黒(01B)より5,000円安くなったため、安い白の型番で計算しています。
- 1080p・ウルトラ設定
- RTX 5060 + Ryzen 7 7700。THIRDWAVE AD-R7A56A-01Wを組み直して24万2,880円です。ウルトラ設定・DLSSクオリティの1080pで平均76fps・1%低値60fpsと、60fpsを割りにくい水準に収まります。
- WQHD(本命)
- RTX 5070 + Ryzen 7 7700。THIRDWAVE AD-R7A57A-01Wを組み直して28万2,880円です。ウルトラ設定・WQHD・DLSSバランスで平均94fps。下のRTX 5060 Ti 16GB機より2万円高いだけで、平均fpsは約3割上です。
- 4K・Radeonで選ぶなら
- RX 9070 XT + Core Ultra 5 225F。GALLERIA XGC5M-97XT-GDを組み直して32万8,980円です。公式のウルトラ段階に名前が挙がっているGPUで、4K・ウルトラ・FSRパフォーマンスで平均82fps。同じCPUのRTX 5070 Ti機より7万5,000円安く、本作ではほぼ同じ速さです。
- 4K・GeForceで選ぶなら
- RTX 5080 + Ryzen 7 7700。GALLERIA XPR7M-R58-GDを組み直して41万7,880円です。同じRyzen 7 7700のRTX 5070 Ti機との差は3,900円しかないため、GeForceで4Kを狙うならこちらを選びます。
予算を最優先するなら、Ryzen 7 5700XのRTX 5060機(THIRDWAVE AD-R7X56A-01W)が同じ組み直しで20万2,880円です。60fps前後で遊ぶ分には成り立ちますが、CPUがボトルネックになりやすい点は後半の「CPUで差がつく」で説明します。
日本では10月7日0時から。Game Passでも遊べます
公式の発売時刻は10月6日の午前8時(米国太平洋時間)、協定世界時(UTC)では15時です。日本時間に直すと10月7日の午前0時にあたるため、Steamの「2026年10月6日」という表示と、実際に日本で遊べるようになった日付は1日ずれています。Premium Editionの早期アクセスも同じく、日本では10月2日の午前0時開始でした。
- 価格
- Steam版は通常版が9,800円、Premium Editionが1万4,000円です(2026年10月8日時点の日本向け表示価格)。Premium Editionには最大5日間の早期アクセスなどが含まれます。
- PC Game Pass
- Xbox Game Studios作品のため、発売日からPC Game PassとGame Pass Ultimateの対象です。買い切りとサブスクの損益分岐はPC Game Passは入る価値があるかで扱っています。
- Steamの評価
- 2026年10月8日に確認した時点で、ストアページの表示は「やや好評」(4,820件中74%が好評)です。日本語のレビューは21件と、まだ判断材料になる件数ではありません。
公式動作環境は3段階(Steamには2段階しか載っていない)
The Coalitionは9月17日、Xbox Wireで製品版のPC動作環境を発表しました。Xbox Wireの発表とSteamストアページ(公式APIを含む)を2026年10月8日に確認した内容です。
| 項目 | 最低 | 推奨 | ウルトラ |
|---|---|---|---|
| 画質プリセット | Medium | High | Ultra |
| 想定する動作 | 1080p・60fps | 1440p・60fps以上 | 4K・60fps以上 |
| GPU | RTX 5050 / RTX 2060 / RX 6600 / RX 9060 | RTX 5060 / RTX 3060 Ti / RX 6700 XT / RX 9060 XT | RTX 5070 Ti / RX 9070 XT |
| VRAM | 6GB | 8GB | 12GB |
| CPU | Ryzen 5 2600X / Core i7-6850K / Core i5-10400 | Ryzen 5 5600 / Core i5-11600K | Ryzen 7 7800X3D / Core i7-14700K |
| メモリ | 12GB | 16GB | 16GB |
| ストレージ | 115GB(SSD必須) | 115GB(SSD必須) | 115GB(SSD必須) |
| OS(Steam表記) | Windows 10 64bit 22H2(ビルド19045.7291) | Windows 11 64bit 25H2以降 | 記載なし |
3段階とも、想定する動作の欄には「DLSS / FSR / TSR / XeSS」と書かれています。つまりどの段階もアップスケーリングを使う前提の数字で、ネイティブ解像度での目標ではありません。
発売前と比べて変わった点と、変わっていない点を整理します。
- ウルトラ段階が追加された
- 8月までの公式情報は最低と推奨の2段階だけでした。4K向けのウルトラ段階はXbox Wireの画像にしか載っておらず、Steamのストアページには今も最低と推奨しかありません。
- 画像は9月28日に差し替え
- Xbox Wireには9月28日に画像を差し替えたという注記があり、Steamの告知では「誤りを修正した」と説明されています。9月中旬の海外報道ではウルトラ段階のAMD GPUがRX 7900 XTとされていましたが、現在の画像ではRX 9070 XTです。
- メモリは最大16GBのまま
- ウルトラ段階でもメモリは16GBです。推奨の時点で32GBを求めるエースコンバット8とは違い、メモリの増設は必須ではありません。
- レイトレ必須・SSD必須は変わらず
- 画像の注記に「ハードウェアレイトレーシング対応GPUが必要」「専用のレイトレーシング機能を持たないGPUはサポート対象外」と明記されています。ストレージは3段階すべて115GBのSSDです。6月にSteamへ掲載された発売前の要件は130GBだったため(VideoCardzの報道)、製品版では15GB減りました。
最低段階のOS欄は、Steamでは「Windows 10 64-bit 22H 19045.7291」とビルド番号まで指定されています。Windows 10は2025年10月にサポートが終わり、それ以降の更新は延長セキュリティ更新(ESU)を通じて配信されているため、ESUに登録していないPCではこのビルドまで上がらない可能性があります。さらに、NVIDIAはWindows 10向けのGame Readyドライバーの提供を2026年10月、つまり今月で終える方針で、11月以降は新作向けの最適化が届かなくなります。ゲーム側がWindows 10に対応していても、長く遊ぶならWindows 11への移行を前提に考えてください。詳しくはWindows 10でゲームはいつまで遊べるかにまとめました。なお、Steamのストアページにアンチチートとして記載されているのはEasy Anti-Cheatで、TPMやセキュアブートを求める記載はありません。
実測ベンチマーク(どの数字を、どう読むか)
製品版のGPU別ベンチマークは、9月末から10月初めにかけて海外の主要な検証サイトがそろって公開しました。どれも発売前のレビュー用ビルドで計測していますが、測定条件はばらばらです。
- TechSpot(Hardware Unboxed)
- ゲーム内蔵のベンチマークで44モデルを計測。CPUはRyzen 7 9800X3D、ドライバーはGeForce 617.14 / Radeon 26.8.1。プリセットは「Ultra」と「Medium」で、ネイティブに加えて1080pはクオリティ、1440pはバランス、4Kはパフォーマンスのアップスケーリングでも計測しています。
- TechPowerUp
- 独自の屋外シーンで35モデルを計測。CPUはRyzen 7 9800X3D、ドライバーは617.14 / 26.9.2。全モデルを最上位プリセット「Ludicrous」・ネイティブ解像度で計測しており、Steamのレビュー用ビルドを使ったと明記しています。
- Tom's Hardware
- 43モデルをUltraプリセットで計測したGPU編に加えて、RTX 5090でCPU 25モデルを比べたCPU編を公開しています。
- GameGPU
- ロシアの検証サイトです。国内のPC情報サイトが10月7日に紹介したGPU別の数字は、このGameGPUの計測の引用です。GameGPUの検証ページには、Ludicrous+RTX Mega Geometry(GeForceのみ)、TSRネイティブとDLSS/FSRクオリティで計測したと明記されています。
エースコンバット8のときと同じく、国内で見かける「製品版ベンチマーク」は、独立した計測ではなく引用であることが多い点に注意してください。そのうえで、いちばん実際の遊び方に近いTechSpotの数字から見ていきます。
WQHD・ウルトラ設定・アップスケーリング「バランス」の平均fps
出典はTechSpot(2026年10月6日掲載)。GeForceはDLSS、RadeonはFSR。RTX 5060 Ti・RX 9060 XTは16GB版
1%低値(瞬間的な落ち込み)は、RTX 5070が72fps、RTX 5060 Ti 16GBが59fps、RTX 5060が52fpsでした。WQHDで60fpsを割らずに遊ぶならRTX 5070、平均60fpsで割り切るならRTX 5060でも届く、という線引きです。
1080pではクオリティのアップスケーリングで、RTX 5060が平均76fps・1%低値60fps、RTX 5060 Ti 16GBが平均87fps、RTX 5070が平均109fpsです。公式最低のRTX 5050は平均57fpsで、60fpsにわずかに届きませんでした。
4K・ウルトラ設定・アップスケーリング「パフォーマンス」の平均fps
出典はTechSpot。内部解像度は1080p相当。RTX 5060 Ti・RX 9060 XTは16GB版
公式のウルトラ段階(RTX 5070 Ti / RX 9070 XTで4K・60fps以上)は、この条件で再現できています。逆に言えば、公式の「4K・60fps以上」はパフォーマンス設定まで解像度を落とした数字です。アップスケーリングを使わないネイティブ4Kでは、ウルトラ設定でも60fpsを超えたのはRTX 5090(平均70fps)だけでした。
ネイティブ解像度の数字も見ておきます。TechSpotのウルトラ設定・ネイティブでは、1080pでRTX 5070が平均76fps、RTX 5060 Ti 16GBが59fps、RTX 5060が51fps。1440pではRTX 5070 Tiが68fps、RX 9070 XTが69fps、RTX 5070が53fpsでした。
同じゲームで数字が倍近く割れる理由
ここで疑問が出るはずです。国内で紹介されているGameGPUの数字では、1080p・最高設定・ネイティブ(GeForceはMega Geometryも有効)でRTX 5070 Tiが平均57fps、RTX 5090でも平均90fps(最低82fps)です。TechSpotではRTX 5070 Tiが95fps、RTX 5090が139fps。同じ解像度で1.5倍以上違います。
原因は画質プリセットです。本作には「Low」「Medium」「High」「Ultra」の上に、「Ludicrous」という最上位プリセットがあります。TechPowerUpによると、これはUnreal Engine 5の「Cinematic」設定を名前だけ変えたもので、ゲーム内部では今もCinematicと呼ばれているそうです。
プリセット別の平均fps(RTX 5070 Ti・WQHD・ネイティブ)
出典はTechSpot。同じ条件のRX 9070 XTはLudicrous 35fps・Ultra 69fps
UltraからLudicrousに上げると、fpsは3〜5割下がります。RTX 5070 Tiは68fpsから39fps(ウルトラの57%)へ、RX 9070 XTは69fpsから35fps(同51%)へ下がりました。TechPowerUpも、RTX 4080で計測したときにLudicrousからUltraへ下げると49%速くなり、見た目の差はごくわずかだったと書いています。
TechPowerUpの全モデルの数字はこのLudicrous・ネイティブで計測されていて、WQHDではRTX 5090が77.0fps、RTX 5080が50.0fps、RX 9070 XTが47.6fps、RTX 5070 Tiが44.9fps、RTX 5070が34.5fpsでした。GameGPUの検証ページにも「Ludicrous+RTX Mega Geometry(GeForceのみ)」で計測したと明記されています。国内記事でいう「最高設定」はLudicrousのことです。
つまり「RTX 5090でないとMin 60fpsを保てない」という話は、ほぼ見た目の変わらない最上位プリセットを、アップスケーリングなしで動かした場合の話です。公式の推奨(High・1440p)やウルトラ(Ultra・4K)とは前提がまったく違います。ベンチマークを読むときは、GPU名より先にプリセット名とアップスケーリングの有無を確認してください。
8月のベータからどれだけ変わったか
この記事の旧版は、8月のオープンベータの計測をもとに「1080pの最高設定でMin 60fpsを保つにはRTX 5070 Ti以上が必要」と書いていました。同じGameGPUの計測で、ベータと製品版を並べると次のとおりです。
- 1080p・最高設定・ネイティブ
- RTX 5070 Tiが平均43fpsから57fpsへ、RTX 5070が36fpsから47fpsへ、RTX 5090が74fpsから90fpsへ上がっています。
- 1080p・最高設定・DLSSクオリティ
- RTX 5070 Tiが平均68fpsから79fpsへ、RTX 5070が56fpsから66fpsへ上がっています。
製品版のほうが2〜3割速い計算です。ただし、ベータはHorde SiegeとVersusだけのマルチプレイ限定の内容で、製品版と同じ場面を測っているとは限りません。この差をすべて最適化の成果とは言い切れない点は差し引いてください。
ベータには、公式が案内していた制限もありました。8月の既知の不具合として、フレーム生成は無効、フレームレートは150fpsで頭打ちと告知されていて、どちらも製品版では解除されています。ベータの数字を製品版にそのまま当てはめないほうがよい理由は、ここにもあります。
アップスケーリングとフレーム生成
本作は、GPUメーカーを問わずアップスケーリングとフレーム生成が使える珍しいタイトルです。ただし細かい条件があります。
- DLSS 4.5(GeForce)
- Super Resolutionとフレーム生成に対応し、RTX 50シリーズではDynamic Multi Frame Generationで最大6倍まで選べます。NVIDIA Reflexにも対応しています。
- FSR 4(Radeon)
- RX 9000シリーズで本来のFSR 4が動き、フレーム生成も使えます。発売時点ではRX 7000/6000シリーズでFSRのフレーム生成を選べません(Tom's Hardware)。FSR 4の対応範囲は情報源で食い違っていて、Tom's HardwareはRX 7000でもFSR 4が動くが負荷は重めとする一方、TechPowerUpはFSR 4はRDNA 4(RX 9000)専用で、それ以外のGPUでは旧版のFSRで動いているとみています。その後、10月20日のAdrenalin 26.10.1でRX 6000シリーズもFSR 4.1の超解像に対応し、AMDの対応タイトル一覧には本作も載っています。ドライバーを26.10.1以降にすれば、RX 7000・RX 6000でもFSR 4.1の超解像が使える見込みです。
- XeSS 3.0(Intel)
- マルチフレーム生成にも対応しています。Tom's Hardwareは、RX 6000シリーズではFSRよりXeSSのほうが画質がよいとしています。ただしこれはRX 6000がFSR 4.1に対応する前(Adrenalin 26.10.1以前)の評価です。
- TSR(Unreal Engine標準)
- どのGPUでも使える標準のアップスケーラーです。
- フレーム生成は同じメーカーの組み合わせのみ
- TechPowerUpによると、フレーム生成はそのメーカーのアップスケーラーを選んだときだけ使えます。DLSSでアップスケールしながらFSRのフレーム生成を使う、といった組み合わせはできません。
- fpsの上限
- 最大fpsは30・60・90・120・144・240・無制限から選べます。無制限にすると上限はかかりません。
フレーム生成の効果は大きく、TechPowerUpの計測ではRTX 5070 Ti・WQHD・Ludicrous設定で、DLSSクオリティの平均75fpsが2倍のフレーム生成で131fpsになりました。NVIDIAは、6倍のフレーム生成を使えばRTX 5070 Tiの4Kで250fpsに届くと公表しています。ただし、フレーム生成は描画したフレームの間に推測したフレームを挟む技術で、操作への反応そのものが速くなるわけではありません。元のfpsが低いまま倍率だけ上げると、見た目のなめらかさと操作感がかみ合わなくなります。
もうひとつ、GeForce専用の「RTX Mega Geometry」という設定があります。木の葉やがれきのような細かい物体の影を正確にする機能で、VRAM 12GB以上のGeForce RTXでないと有効にできません。性能への影響は、TechPowerUpは約5%、Tom’s Hardwareは約10%と見積もっています。
各GPUで使えるアップスケーリングの種類はDLSS・FSR・XeSSはどのGPUで何が使えるかにまとめています。
CPUで差がつく、UE5では珍しいタイトル
発売前、この記事は「最低構成のCPUが古いのでGPU優先、X3D系CPUは不要」と書いていました。製品版の検証で、この見立ては半分外れています。
Tom’s Hardwareは、本作を「Unreal Engine 5のゲームとしては異例にCPU負荷が重い」と評価しました。ゲームを起動した時点でCPU使用率が80〜90%に張り付き、Ryzen 7 9800X3Dでも1080pで使い切ることがあったそうです。
CPU別の平均fps(1080p・High設定・RTX 5090)
出典はTom's Hardware(2026年10月1日掲載)。GPUをRTX 5090にしてCPUの差だけを見る条件
Ryzen 7 5700Xは平均89.3fpsで、1%低値は53fpsでした。60fpsを目安に遊ぶなら足りますが、120Hz以上のモニターを生かすには届きません。Ryzen 7 7700X(平均128.9fps)とは4割以上の差があります。BTOでよく使われるRyzen 7 7700は7700Xの定格クロックを下げたモデルなので、数%低めに見積もってください。AM4のまま強化するなら、Ryzen 7 5800X3Dは平均117.7fpsで、5700Xより約32%速い結果でした。Ryzen 5 7600XからRyzen 7 7700Xへの伸びも、Tom’s Hardwareが普段のゲームで見ている5%未満に対して本作では9%近くあり、コア数が効いていることがわかります。
一方で、GPUの性能が足りない場面ではこの差は表に出ません。Tom’s Hardwareによると、WQHDでは130fps前後でGPU側の上限に当たり、それ以上出せるCPU同士の差は消えます。最上位のLudicrous設定ではCPUの差がさらに小さく、9800X3Dと9600Xの差は6.8%でした。
実際に買う帯のGPUで考えると、TechSpotの計測ではRTX 5070のWQHD・バランスが平均94fps、RTX 5060が63fpsです。この帯のGPUでは、5700Xの上限(約89fps)より先か、ほぼ同時にGPU側が頭打ちになるため、5700Xと7700の差はRTX 5090・1080pの計測ほどには開かないと考えられます(2つの計測を組み合わせた推定です)。4KについてはTom’s HardwareもGPUで頭打ちになるとして、CPUの比較をしていません。
まとめると、60fps前後で遊ぶならCPUは公式推奨のRyzen 5 5600クラスで足ります。WQHDで100fps以上を狙うならRyzen 7 7700のような8コアのAM5 CPUを選び、144Hz以上を突き詰めるならX3Dが効きます。公式のウルトラ段階がRyzen 7 7800X3DとCore i7-14700Kを挙げているのも、この性格を反映したものでしょう。CPUの差が出やすいほかのタイトルはCPUがボトルネックになるゲーム一覧にまとめています。
なお、設定の「System」にある「Low Core Mode」は、Tom’s Hardwareの検証では4コア以上のCPUで性能を下げる結果になりました。コア数の少ない携帯機向けの設定なので、デスクトップでは触らないでください。
VRAMは8GBで足りるか
結論は「ウルトラ設定までなら足りる、Ludicrousでは足りない」です。
TechSpotの計測では、ウルトラ設定ならRTX 5060 Tiの8GB版と16GB版が1080p・1440pとも同じfpsでした。差が出たのはネイティブ4Kで、16GB版の平均21fpsに対して8GB版は13fpsまで落ちています。
TechPowerUpのLudicrous設定では、もっとはっきり差が出ました。WQHD・ネイティブでRTX 5060 Ti 16GBが平均26.0fpsなのに対し、8GB版は13.8fpsとほぼ半分です。同サイトが計測したVRAM使用量は、Ludicrous設定で1080pが約9.0GB、1440pが約10.0GB、4Kが約13.0GBで、RTX Mega Geometryを有効にすると4Kで約14.6GBまで増えました。
新しく買うなら、RTX 5060 Tiは16GB版を選んでください。8GBのGPUでもウルトラ設定とアップスケーリングで十分遊べますが、Ludicrousやネイティブ4Kには手を出さないのが前提になります。VRAM不足が起きやすいタイトルの傾向はVRAM 8GBで足りないゲーム一覧で整理しています。
手持ちのGPUで遊ぶなら
買い替える前に、いまのGPUでどこまで遊べるかの目安です。どれもハードウェアレイトレーシング対応のGPUに限った話で、GTX 16シリーズ以前は起動条件を満たしません。
- RTX 3060(12GB)
- Tom's Hardwareの検証では、ネイティブ1080pだとLowプリセットでも平均60fpsに届きませんでした。Medium+DLSSクオリティで平均60fpsを超え、1%低値も許容範囲だったとしています。Lowは影がつぶれ、アンビエントオクルージョンも大きく失われるので、fpsを稼ぐためにLowまで下げるのはおすすめしないとのことです。
- RTX 3060 Ti / RX 6750 XT
- TechSpotの計測では、1080p・Medium・ネイティブでRTX 3060 Tiが平均59fps、RX 6750 XTが平均60fpsでした。同サイトも、Mediumの1080pならこのクラスで60fpsは十分届くとまとめています。RX 6000シリーズは、ドライバーが26.10.1より前ならFSRよりXeSSを選ぶほうが画質がよくなります。26.10.1以降はFSR 4.1の超解像が使えるので、XeSSと見比べて選んでください。
- RTX 3070 / RX 6800
- 同じ1080p・Medium・ネイティブで、RTX 3070が平均66fps、RX 6800が平均69fpsです。アップスケーリングを併用すれば、Highに上げる余地もあります。
- RTX 2060(公式最低)
- 今回の各検証では計測されていません。公式の最低段階はMedium・1080p・60fpsをアップスケーリング込みで想定しています。
レイトレ必須。GTX 1080 Tiでは起動できません
製品版でも、ハードウェアレイトレーシング対応GPUが必須という条件は変わっていません。
- NVIDIA
- GeForce RTX 20シリーズ以降(RTX 2060以上)が必要です。GTX 16シリーズ・GTX 10シリーズは性能に関係なく対象外です。
- AMD
- Radeon RX 6000シリーズ以降が必要です。RX 5000シリーズ以前にはレイトレーシング用のアクセラレータがありません。
- Intel
- 製品版の公式動作環境にIntel製GPUの記載はありません。8月のベータ告知時には、海外メディアがArc A580(最低)/ B580(推奨)を対象として伝えていて、公式のベータの既知の不具合にもA580/B580のResizable BARに関する注意がありました。TechSpotはArcシリーズの性能が非常に低く、Arc B580が下位のRX 9050を下回ることも多かったと報告しています。
興味深いのは、TechPowerUpの調べでは、Lumenの間接光がハードウェアレイトレーシングで動くのは「High」以上、レイトレーシングの影は「Ultra」以上という点です。Medium以下ではソフトウェア処理に切り替わります。それでも起動条件としてはレイトレ対応GPUが求められ、レイトレーシングを完全にオフにする設定もありません。
この線引きは、10月2日発売のエースコンバット8とほぼ同じです。同じ条件のタイトルと対応GPUの世代はハードウェアレイトレーシング必須ゲーム一覧に、性能は足りているのに起動できないほかの例は性能は足りているのに遊べないゲームにまとめています。
起動しない・落ちる・重いときの対策
起動しない、タイトル画面まで進まない
- GPUとOSの条件
- まずGPUがハードウェアレイトレーシング対応か、Windows 10ならビルド19045.7291以降か、Windows 11かを確認します。
- GPUドライバー
- 8月のベータでは、古いNVIDIAドライバーではゲームが起動しないと公式が告知していました。Tom's Hardwareも製品版の検証で、Game Readyドライバーがないと起動しなかったと書いています。E-Day向けのGame Readyドライバーは617.14で、検証各社もこの版で計測しています。更新手順はGPUドライバーの更新方法にまとめています。
- 前回のプロセスが残っている
- 発売時の公式の既知の不具合として、ゲームを閉じた後もプロセスが動き続けることがあると案内されています。起動できないときは、タスクマネージャーで本作のプロセスが残っていないか確認して終了させてください。
- セキュリティソフトと録画ソフト
- ベータの既知の不具合では、Comodo Antivirusがゲームの実行ファイルを誤ってブロックすること、OBSの29.0より古い版で録画するとクラッシュすることが案内されていました。製品版で解消したという告知はないため、該当する場合は確認する価値があります。
初回起動がとにかく長い
TechPowerUpの検証では、初回起動時のシェーダー作成に15分以上かかり、GPUやドライバーを変えるたびに作り直しになりました。故障ではないので、途中で強制終了しないでください。2回目以降も「シェーダーをコンパイル中」の画面が5〜10秒ほど出ますが、作り直しているわけではないとのことです。
この待ち時間を減らす仕組みとして、MicrosoftのAdvanced Shader Delivery(ASD)があります。公式の発売前のお知らせによると、発売時点ではAMDのGPUのみ対応で、NVIDIAは10月下旬に対応予定です。ただしTechPowerUpのレビュー用ビルドでは、AMD環境でもASDが働かず、15分のシェーダー作成が発生しました。Xbox PCアプリ以外(Steam版など)で遊ぶ場合も、Windows 11にXbox PCアプリが入っていれば恩恵を受けられる可能性があるとされています。仕組みと一般的な対処はシェーダーのカクつきとキャッシュの消し方で解説しています。
プレイ中に落ちる
TechPowerUpは、レビュー用ビルドでシェーダー作成後のマップ読み込み時にクラッシュが続き、3〜4回目でようやく読み込めたと報告しています。GPUを頻繁に差し替える検証環境ならではの面もありますが、「一度落ちたから返金」と判断する前に、何度か起動し直す価値はあります。同サイトの環境ではRX 6900 XTだけはマップを一度も読み込めませんでした。
公式の発売時の既知の不具合には、チェックポイントの読み直しや再起動をせずに長時間遊び続けるとメモリの問題が起きることがある、という項目があります。進行が止まったり動作が怪しくなったりしたら、チェックポイントから読み直してください。発売前日の10月5日のパッチノートでは、安定性・性能・ハードウェア互換性の改善が告知されています。
落ちたときは、Windowsの記録(イベントID 1000)を見ると原因の切り分けや問い合わせに使えます。確認方法はゲームが強制終了してデスクトップに戻る原因にまとめました。公式の問い合わせ先はGears of Warサポートです。
重い・カクつく
- Ludicrousをやめる
- LudicrousからUltraに下げるだけでfpsは1.5〜2倍になり、見た目の差はわずかです。まずここから試してください。
- Mega Geometryを切る
- GeForceで有効にしている場合、オフにすると5〜10%ほど軽くなります。VRAMの使用量も減ります。
- アップスケーラーを見直す
- GeForceはDLSS、RX 9000シリーズはFSRがおすすめです。RX 6000シリーズは、ドライバーを26.10.1以降にしてFSR 4.1を試し、合わなければXeSSを選んでください。
- 内蔵ベンチマークの数字に注意
- 公式の既知の不具合として、ベンチマークモードの表示はフレーム生成で作られたフレームを数えず、実際より低いfpsを示すことがあると案内されています。
Tom’s Hardwareは、本作は最近のゲームとしては一瞬引っかかるような落ち込みが目立ち、1080pではGeForceのほうがRadeonより1%低値が低い傾向があったと書いています。可変リフレッシュレート(G-SYNC / FreeSync)対応のモニターなら、こうした引っかかりは目立ちにくくなります。
ストレージは115GBのSSDが必須
必要容量は115GBです。6月に掲載された発売前の公式要件(130GB)からは減りましたが、8月のオープンベータの要件(約80GB)と比べると大きくなっています。3段階すべてでSSDが条件です。ベータの時点で公式は、HDDでは読み込みの遅れ、表示の欠け、カクつき、クラッシュが起きうると案内していました。
Tom’s Hardwareによると、本作はUnreal Engine 5のMegaLights(多数の光源をリアルタイムで扱う機能)を採用した初めての製品タイトルです。細かい光源やジオメトリを大量に読み込みながら動きます。Tom’s HardwareはCPU負荷の高さについても、重いアセットを読み込み続ける仕組みが原因だろうと分析しています。容量が大きいだけでなく、読み込みの速さ自体が求められるタイトルです。
500GBのSSDは、Windowsとアプリを入れた後の空きが385〜415GB程度です。本作だけでその3割近くを使い、アップデートの作業領域も必要になるので、新しく買うなら1TBを選んでください。容量が足りなくなったときの対処はSSDが足りなくなったときのゲームの移し方で扱っています。
BTOは「8GB×2・1TB」に組み直して比べる
ドスパラのモデルは、メモリ16GB(16GB×1)・SSD 500GBが標準構成のものが多くあります。本作は公式の要件がメモリ16GBなので容量は足りていますが、1枚挿しはメモリをシングルチャネルで使う構成です。本作で1枚と2枚の差を測ったデータは見当たりませんが、CPU負荷が高いタイトルほどメモリの帯域は効きやすく、同じ16GBを2枚組(8GB×2)にする変更は+1万5,000円(DDR4の5700X機は+5,000円)で済みます。SSDも115GBの容量を考えて1TB(+1万9,000円)にしました。
8GB×2・1TBに組み直した後の価格(ドスパラ)
2026年10月9日時点の税込価格。単位は万円(小数第2位を四捨五入)。送料3,300円は別
比べるときは、CPUをそろえた機種同士で見ています。CPUの違う機種を並べると、本作ではCPUの差まで価格差に混ざってしまうためです。この表から読み取れることは3つあります。
- RX 9070 XT機がRTX 5070 Ti機より7万5,000円安い
- 同じCore Ultra 5 225F搭載のGALLERIA同士で、RX 9070 XT機は32万8,980円、RTX 5070 Ti機は40万3,980円です。本作ではウルトラ・WQHD・ネイティブで69fps対68fps、4K・パフォーマンスで82fps対78fpsと、ほぼ同じ速さです。最上位のLudicrousでは、TechSpotではRTX 5070 Tiが約1割速く、TechPowerUpではRX 9070 XTが上と、結果が割れています。DLSSとRTX Mega Geometryに価値を感じないなら、この価格差を払う理由は薄いです。
- RTX 5070 TiとRTX 5080は3,900円差
- Ryzen 7 7700搭載同士では、RTX 5070 Ti機が41万3,980円、RTX 5080機が41万7,880円です。4K・パフォーマンスで78fps対86fpsなので、GeForceで選ぶならRTX 5080です。
- RTX 5060 Ti 16GB機は中途半端
- Ryzen 7 7700搭載同士で、RTX 5060機との差もRTX 5070機との差も2万円です。WQHD・バランスでの平均fpsは63・73・94と、同じ2万円でもRTX 5070への上乗せのほうが伸びが大きくなっています。VRAM 16GBを生かしてLudicrousやMega Geometryを使いたい場合を除けば、どちらかに寄せるほうが合理的です。
最安の5700X機(20万2,880円)とRyzen 7 7700のRTX 5060機(24万2,880円)の差は4万円です。前述のとおり、RTX 5090でCPUの限界を測った条件で5700Xは平均89.3fps・1%低値53fpsだったので、RTX 5060で60fps前後を狙う使い方なら5700X機で足ります。高リフレッシュレートのモニターで遊ぶつもりなら、7700機を選んでください。
価格帯ごとの選び方は20万円台のゲーミングPCと40万円台のゲーミングPCに、ショップの比較はドスパラ(GALLERIA)の評判にまとめています。メモリの枚数とチャネルの考え方はメモリの選び方で説明しています。
そのほか押さえておきたいこと
- RTX Spark機での動作は参考程度に
- Microsoftの発表会では、RTX Sparkを搭載したSurface Laptop Ultraで本作がウルトラ設定・60fpsで動いたと紹介されました。解像度やアップスケーリング・フレーム生成の有無は示されていない、メーカー側の説明です。詳しくはSurface Laptop Ultraでゲームは遊べるかで扱っています。
- 携帯ゲーミングPCにも対応
- Steamのストアページでは、Steam DeckやROG Xbox Allyでの携帯プレイに最適化したとうたっています。機種ごとの違いは携帯ゲーミングPCの選び方で比べています。
- クロスプレイとアンチチート
- Xbox Series X|Sとのクロスプレイ・セーブの引き継ぎに対応しています。アンチチートはEasy Anti-Cheatです。
- ウルトラワイド・HDR対応
- 21:9と32:9のウルトラワイドに対応し、HDR10も使えます。
- ノートPCで遊ぶなら
- 要件上はRTX 40/50シリーズのゲーミングノートで遊べますが、同じGPU名でも消費電力の上限で性能が大きく変わります。ゲーミングノートのTGPとMUXスイッチを参考にしてください。
よくある失敗
- Ludicrousの数字でGPUを選ぶ
- 最上位プリセットはウルトラの5〜7割程度のfps(RX 9070 XTではほぼ半分)で、見た目の差はわずかです。公式の推奨やウルトラの段階は、その下のHighやUltraが基準です。
- ベータの数字を製品版の結果として扱う
- 8月のベータはフレーム生成が無効、150fpsで頭打ちという制限つきで、計測した場面も製品版と同じとは限りません。
- CPUは何でもいいと考える
- 60fps前後なら問題ありませんが、高リフレッシュレートを狙うと5700XとRyzen 7 7700の差がはっきり出ます。
- GTX 1080 Tiで動くと思い込む
- ラスタライズ性能が十分でも、ハードウェアレイトレーシングに対応していないGPUは起動条件を満たしません。
- 初回のシェーダー作成中に強制終了する
- 15分以上かかることがあります。止まったように見えても、進行表示が動いていれば待ってください。
- 500GBのSSDで済ませる
- 本作だけで115GBを使い、アップデートの作業領域も必要です。
よくある質問
Q.Gears of War: E-Dayの推奨スペックはどれくらいですか?
A.公式の推奨はRyzen 5 5600またはCore i5-11600K、メモリ16GB、RTX 5060・RTX 3060 Ti・RX 6700 XT・RX 9060 XTのいずれか(VRAM 8GB)、SSD 115GBで、High設定・1440p・60fps以上(アップスケーリング使用)が想定されています。4K向けのウルトラ段階はRTX 5070 Ti / RX 9070 XTとRyzen 7 7800X3D / Core i7-14700Kです。
Q.ベンチマークではどのくらいのfpsが出ますか?
A.TechSpotの計測(ウルトラ設定)では、WQHD・アップスケーリング「バランス」でRTX 5070が平均94fps、RTX 5060が平均63fpsでした。4K・パフォーマンスではRX 9070 XTが82fps、RTX 5080が86fpsです。最上位のLudicrous設定ではウルトラの5〜7割程度のfpsになるため、数字を見るときはプリセットを確認してください。
Q.RTX 5090でもMin 60fpsがやっとという話は本当ですか?
A.最上位のLudicrous設定を、アップスケーリングなしの1080pで動かした場合の話です。ウルトラ設定に下げるとfpsは大きく伸び、TechSpotのウルトラ・ネイティブではRTX 5090が1080pで平均139fpsでした。
Q.起動しないときはどうすればいいですか?
A.GPUがハードウェアレイトレーシング対応か、OSの条件を満たしているか、GPUドライバーが新しいかを確認してください。GeForceはE-Day向けのGame Readyドライバー617.14以降を使ってください。前回終了時のプロセスが残っていることもあるので、タスクマネージャーも確認します。初回はシェーダー作成に15分以上かかることがあり、止まったように見えても待つ必要があります。
Q.プレイ中に落ちるときはどうすればいいですか?
A.公式は、チェックポイントの読み直しや再起動をせずに長時間遊び続けるとメモリの問題が起きることがあると案内しています。不安定になったらチェックポイントから読み直してください。検証サイトからは、初回のシェーダー作成後のマップ読み込みでクラッシュし、何度か起動し直すと読み込めたという報告も出ています。
Q.CPUはどれを選べばいいですか?
A.60fps前後で遊ぶならRyzen 5 5600クラスで足ります。WQHDで100fps以上を狙うならRyzen 7 7700のような8コアのCPUを選んでください。Tom's Hardwareの計測では、RTX 5090環境の1080pでRyzen 7 5700Xが平均89fps、Ryzen 7 7700Xが129fpsと大きな差が出ています。
Q.メモリは16GBで足りますか?
A.足ります。公式の要件はウルトラ段階でも16GBです。ただしBTOの標準構成に多い16GB×1枚より、8GB×2枚のほうがメモリをデュアルチャネルで使えます。
Q.VRAM 8GBのグラボでも遊べますか?
A.ウルトラ設定とアップスケーリングの組み合わせなら、8GB版と16GB版のfpsはほぼ同じでした。差が出るのは最上位のLudicrous設定やネイティブ4Kで、WQHD・Ludicrousでは8GB版のRTX 5060 Tiが16GB版の約半分まで落ちています。RTX Mega Geometryも12GB以上が必要です。
Q.フレーム生成は使えますか?
A.使えます。GeForceはDLSSのフレーム生成(RTX 50シリーズは最大6倍)、RX 9000シリーズはFSRのフレーム生成、IntelはXeSSのマルチフレーム生成に対応しています。フレーム生成は、選んでいるアップスケーラーと同じメーカーのものしか使えません。発売時点ではRX 7000/6000シリーズでFSRのフレーム生成を選べないと報告されています。
Q.Windows 10でも動きますか?
A.最低段階にWindows 10(64bit・22H2)が含まれていますが、Steamではビルド19045.7291と細かく指定されています。サポート終了後の更新はESU経由のため、ESUに登録していないPCではこのビルドに届かない可能性があります。推奨段階はWindows 11 25H2以降です。
Q.PC Game Passで遊べますか?
A.遊べます。発売日からPC Game PassとGame Pass Ultimateの対象です。
まとめ・次に読みたい記事
『Gears of War: E-Day』のPC版は、プリセットの選び方で重さの印象がまったく変わるタイトルです。最上位のLudicrousはウルトラの5〜7割程度のfps(RX 9070 XTではほぼ半分)で、「RTX 5090でもギリギリ」という数字はこの設定から来ています。公式の基準になっているUltra以下とアップスケーリングの組み合わせなら、WQHDはRTX 5070、4KはRX 9070 XTかRTX 5080で十分に遊べます。
GPU以外では、CPUの差が出ることと、初回起動のシェーダー作成が長いことを覚えておいてください。高fpsを狙うなら8コアのAM5 CPU、落ちたり止まったりしたらまずドライバーとシェーダー作成の完了を確認、というのが発売直後の現実的な付き合い方です。
構成の本命は、RTX 5070+Ryzen 7 7700+メモリ8GB×2+1TB SSDで28万2,880円(2026年10月9日時点)です。4Kまで見るなら、同じCPUのRTX 5070 Ti機より7万5,000円安いRX 9070 XT機が、本作では有力な選択肢になります。



